「実務で最も役に立つ数学の分野」は何か。ベンド(東京都千代田区)が運営するスキルアップ研究所の調査によると、「確率・統計(共分散・標準偏差・回帰分析など)」(34.9%)と回答した人が最も多いことが分かった。
2位は「論理・集合(プログラミング・論理設計など)」(11.0%)、3位は「数列・級数(経済学・金融のモデリングなど)」(9.0%)、4位は「図形(幾何設計・建築・デザインなど)」(7.7%)が続いた。
「共分散という概念を実務あるいは学業で使用しているか」と尋ねると、「はい」(10.3%)、「いいえ」(89.7%)という結果になった。
前問では約9割が「いいえ」と回答したが、問いを「日々の実務の中で二者間の相関関係や因果関係について考えることはあるか」と共分散の意味を分かりやすく言い換えて、再度尋ねた。結果は「はい」(35.7%)、「いいえ」(64.3%)となった。
「数学が苦手でも実務で生かせるようになる方法」を聞いた。「ツールやソフトを活用する(Excel・Pythonなど)」(35.7%)、「実務に関連する形で学び直す(データ分析・統計など)」(18.7%)、「実務での具体例を通じて理解を深める」(16.3%)と回答した人が多かった。
調査期間は2月5〜12日で、インターネットで実施した。調査対象は全国に居住する20〜60代の300人。
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