今話題を集めている“一風変わった”、面白い仕掛けのある広告を取材し、狙いやこだわり、アイデアの原点を探る。
2023年12月、「数学好き」に向けた車内広告が掲出された。
サントリー食品インターナショナルの特定保健用食品「伊右衛門 特茶」が関数を使用した広告施策を展開し、Xを中心とするSNSで話題を集めた。
広告には、41個の数式がずらり。広告にある関数を解くと、とある文字が浮かび上がるそう……。
サントリー食品インターナショナルはなぜ、関数を活用した広告を作成したのか。作成を担当したグループ会社SBFジャパン コミュニケーションデザイン部の伊藤正明さんに話を聞いた。
関数を使用した広告施策は、第1弾として二次関数問題を用意。2023年12月4〜10日にJR東日本首都圏全線で展開した。
車両のドア横に問題、答えをそれぞれ掲出。関数を全て解き、グラフを全て組み合わせると特茶の特徴である「減少を助ける」という言葉が完成する。
第2弾は23年12月11〜17日「横から見たお腹っぽい関数」を同じくJR東日本首都圏全線に掲出した。
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