ニトリ×エディオン、1万円以下で高機能ドライヤーを発売 現行品と比べてどう進化?プロダクトInsights

» 2025年03月08日 07時00分 公開
[堀内ひろITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 ニトリ(札幌市)は、エディオン(大阪市)と共同開発した高濃度マイナスイオンヘアケアドライヤー「NY281」を発売した。価格は9990円。

ニトリとエディオンが共同開発
photo 高濃度マイナスイオンヘアケアドライヤー「NY281」(出典:プレスリリース、以下同)

 近年、コロナ禍以降の美容意識の高まりから、ヘアドライヤーでも「まとまりのあるツヤ髪にしたい」「髪や頭皮のダメージを抑えたい」「手早く乾かしたい」などの要望が増え、速乾性能の向上や髪のツヤやまとまり力を訴求した高機能モデルの高級ドライヤーが人気を集めている。

 こうした中、より多くの人に高機能ドライヤーのヘアケア体験を届けることを目指し、1万円を切る価格の高機能ヘアケアドライヤーを発売することにしたという。

 NY281は、高効率ブラシレスDCモーターを採用したことで風速をアップ、速乾性能を現行品(NL101)と比較して最大で約25%向上させたとしている。また、髪ダメージの原因の一つといわれる静電気を低減する機能も搭載したという。

 加えて、髪と頭皮をケアするモードを搭載。温風と冷風を数秒おきに自動で切り替えることで、髪ダメージを軽減し、髪のつやが向上する「温冷循環モード」や、50度以下の温風で髪を乾かし、髪と頭皮のダメージを抑える「ソフトケアモード」を搭載した。

 本体デザインは、モーターを小型化してヘッドの長さを現行品の約半分にすることでコンパクトなサイズにした。ヘッドが短いため小回りがきき、より使いやすくなるという。

photo NY281(左)とNL101(現行品)
風速と風音を簡単切り替え

 合わせて、掃除用の「フィルタークリーンモード」を搭載。

 フィルターを外し、ファンを逆回転させ、逆噴射を行うことで、吸込口についたほこりや髪の毛を落としやすくした。

photo 掃除用の「フィルタークリーンモード」を搭載

 ニトリは2023年12月からエディオンと家電製品の共同開発を実施。これまでに電気ドリップケトル、温度調整式電気ケトル、スチームオーブントースターを発売してきた。

ニトリとエディオンの共同開発商品

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