新入社員は入社前後でどのくらいギャップを感じているのか。キャリタス(東京都文京区)が調査結果を発表し、過半数の新入社員がギャップを感じたことが分かった。現在の職場に対する満足度の平均は72.8%で、入社を決めた時点(79.5%)と比較して6.7ポイント減少していた。
入社後のギャップについては「ややギャップがあった」(44.3%)と回答した人が最多。「とてもギャップがあった」(12.5%)と合わせて、ギャップを感じている人が過半数を占めた。「社風や労働環境が想像と違った」など、悪いギャップを感じる声が多く寄せられた。
転職意向については「考えていない」(61.8%)が多数派。「転職活動はしていないが、検討中」(35.4%)が続き、「現在転職活動中」も2.8%いた。
転職したい時期については「未定」(39.3%)と回答した人が最も多かった。「3年以内」(25.3%)、「5年以内」(13.3%)が続いた。転職を考え始めた時期では「入社6ヶ月以降」(31.3%)が最多となった一方で「入社前から」(19.3%)も一定の割合を占めた。
もう一度、大学生として就職活動する場合「現在の勤務先企業に入社したい」と回答した人は53.2%。「できれば他の企業に入社したい」(37.9%)、「絶対にほかの企業に入社したい」(8.9%)が続いた。他の企業への入社を希望した人からは「入社してから分かった適性があるため、それを生かせるところに入社したい」や「会社の体質が合わないから」といった意見があった。
2024年度の新入社員412人を対象に、インターネットで調査した。期間は2月12〜26日。
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