実は3台が稼働中 手土産の定番・ヨックモックがあえて「自販機」を出す理由(1/3 ページ)

» 2025年03月30日 07時00分 公開
[菊地央里子ITmedia]

 ロール状クッキー「シガール」で知られるヨックモック(東京都千代田区)が手掛ける「自販機」が増えている。デパ地下や駅ビルの食品売り場で購入されるイメージが強いヨックモックの商品を、なぜ自販機で販売するようになったのか。同社の三溝優実氏(事業開発部 事業企画グループ)に話を聞いた。

【訂正:2025年3月31日16時00分 初出のタイトルと本文に一部、事実誤認を招く可能性があり、表記を修正しました】

moku ヨックモックが「自販機」を設置している(プレスリリースより引用、以下同)

 ヨックモックは1969年に誕生した東京・青山のクッキーブランド。代表商品であるバターをふんだんに使ったロール状クッキー「シガール」の他、クッキーやフィナンシェなどを展開している。シガールは20本入りで1836円、30本入りで2700円だ。

 ヨックモックが展開する自販機「いつでもヨックモック」は店舗で販売している商品の中から、シガールなど約10種類をラインアップしている。手土産として購入されるケースを想定し、手提げ袋やエコバッグも取り扱う。

moku いつでもヨックモック

 三溝氏によると、自販機はシガールのような繊細な商品向けの高機能タイプを使用しているという。取り出し口から出てくるまでに、お菓子が割れないようにするためだ。

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