男性育休「会社にしてほしかったこと」は? 取得者のホンネ

» 2025年04月30日 16時00分 公開
[秋月かほITmedia]

 男性が育休を取得した一番のきっかけは何だったのか。メンタルケア、コーチングなど支援サービスを法人向けに提供するSmart相談室(東京都港区)が調査したところ、「自ら積極的に取得した」人が最も多く、45.9%だった。

photo 出所:写真AC
photo 育児休業を取得した一番のきっかけ(出所:プレスリリース、以下同)

 希望する育児休業期間と実際に取得した期間を比較したところ、52.4%が「ほぼ同じ」だった。取得期間が希望期間よりも「短かった」は36.5%だった。

photo 望む育児休業期間と実際に取得した期間を比較してどのように感じたか

育休復帰に求める支援 会社と当事者に差

 育児休業からの復帰後、会社から提供された支援1位は「業務量の調整」(33.4%)だった。2位「在宅勤務・テレワークの活用」(30.0%)、3位「勤務時間の短縮・フレックス制度」(29.6%)という結果に。会社から提供してほしい(ほしかった)支援1位は「在宅勤務・テレワークの活用」(39.7%)で、以下「業務量の調整」(37.5%)、「勤務時間の短縮・フレックス制度」(31.5%)と続いた。

photo 育児休業からの復帰後、会社から提供された支援/提供してほしい(ほしかった)支援

 育児休業からの復帰後、経験した具体的な困難は、「子どもとの時間をもっと取りたかったが、仕事のためできなかった」(35.1%)、「育児と並行して、育休前と同じ業務量・成果が求められた」(33.9%)が上位を占めた。

photo 育児休業からの復帰後、経験した具体的な困難

 調査は3月11〜12日、育休を取得し、同じ職場に復職した経験のある男性416人にインターネットで実施した。

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