蛇口をひねると「カルピス」が出てくる アサヒ飲料が実証実験、全国1000台へ

» 2025年06月25日 09時55分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 アサヒ飲料(東京都墨田区)は24日、蛇口をひねると「カルピス」が出てくる機材を使ったサービス「カルピスじゃぐち」の実証実験を7月1日から開始すると発表した。世代を超えて笑顔になれる、ワクワクするサービスを通じて、カルピスの新しい体験価値を提供する。

photo 蛇口をひねるとカルピスが出てくる「カルピスじゃぐち」=24日午前、東京都墨田区(小島優撮影)

 カルピスじゃぐちは、蛇口をひねると水のようにカルピスが出てきて自由に飲めるサービス。社内で募集した新規ビジネスの一つで、昨年、テストを実施したホテルでは宿泊者の全員が魅力を感じ、95%以上がホテルを選ぶ際に「設置されているとうれしい」と回答したという。

 実証実験は三重県の複合レジャー施設「VISON(ヴィソン)」内のホテル「HOTEL VISON」のロビーに設置して開始。年内に宿泊施設や温浴施設などへも拡大して10台で機材運用や顧客満足度などの検証を行った上で、26年から本格展開し、30年の設置1千台を目指す。

 未来創造本部CSV戦略部の鈴木学Sustainable Drinks推進特任部長は「記憶に残る体験と時間を提供することで、世の中を楽しく明るくしていきたい」と話した。

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