初めてプロジェクトリーダーを務めた際に、身につけておけばよかったスキルや知識の1位は「リーダーシップ」であることが、動画学習サービスを提供するグロービス(東京都千代田区)が実施した調査で分かった。
2位以下は、「交渉・調整」(31.8%)、「組織マネジメント」(30.6%)、「プレゼンテーション」(28.5%)、「データ分析」(24.9%)が続いた。
初めてプロジェクトリーダーを経験した時期は、「社会人4〜6年目」(44.0%)が最も多く、「社会人7〜9年目」(20.3%)、「社会人1〜3年目」(19.7%)が続いた。6割以上が、社会人6年目までにプロジェクトリーダーを経験していると分かった。
初めてプロジェクトリーダーを任された経緯については、半数以上が「上司の指名を受けた」(52.1%)と回答。「プロジェクトメンバーや関係者の推薦を受けた」(30.6%)、「自ら立候補した」(16.4%)が続いた。
「初めてプロジェクトリーダーを務めた際に難しさを感じたこと」を聞いたところ、「タスク設計、スケジュール策定・管理」が最も多く40.3%だった。「プロジェクトメンバーへの役割分担・業務の割り振り」(37.9%)、「関係者との調整」(36.7%)、「プロジェクトメンバーとの関係構築・維持」(35.5%)などが挙がり、さまざまなことに難しさを感じる傾向があった。
「役立ったスキルや知識」については、「リーダーシップ」(34.2%)が最も多く、「交渉・調整」(30.6%)、「論理思考」(30.3%)が続いた。上位2つの回答は「身につけておけばよかったと思うスキルや知識」と同様の項目だった。他にも回答率が25%を超える項目が複数あり、プロジェクトリーダーを務める上で役立つスキルや知識は多岐にわたることがうかがえた。
本調査は5月23〜26日、プロジェクトリーダーを経験したことのある20代〜30代の会社員330人を対象に、インターネットで実施した。
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