年間約2500人の採用力 組織拡大を支える「見える化」と「仕組み化」のDX
【開催期間】2025年7月9日(水)〜8月6日(水)
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【概要】2014年の上場以降、約10年で売上高を50倍に伸ばしたSHIFT。自社にフィットする人材の採用と活躍を促すために、規模の拡大に伴い、あえて「個」に着目した人的資本経営を展開しています。人事データを収集・分析し、施策に反映させてきたユニークな取り組みを紹介します。
人事プラットフォームの米The Predictive Indexが6月10日に発表したレポートによると、従業員のほぼ半数にあたる46%が、「上司は自分の貢献をあまり理解していない、もしくはほとんど理解していない」と答えていることが分かった。このような従業員とリーダーとの認識のズレは「燃え尽き症候群」以上に深刻な影響をもたらす可能性があると、同レポートは指摘している。
米The Predictive Indexでタレント最適化部門のヴァイスプレジデントを務めるMatt Poepsel氏は「これまでは主に業務量に起因する燃え尽き症候群に注目してきたが、今回の調査によって、より根本的な問題が明らかになった」とコメント。「従業員が自分の存在や貢献を正しく理解されていないと感じると、認識ギャップが生まれ、定着率、業績、イノベーションに直接的な悪影響を及ぼす」と続ける。
米国の労働者1000人を対象にした調査では、44%が「自分のスキルや働き方に対する誤解により、昇給・昇進・プロジェクトの機会を逃した経験がある」と回答。さらに48%は「自分の貢献は、リーダーに過小評価されている」と感じている。
また、43%が「マネジャーから受けるフィードバックが、自分の自己認識と一致していない」と感じていた。この割合はZ世代(1997年以降に生まれた世代)では54%にまで上昇する。Z世代の62%が「誤解により、成長や挑戦の機会を逃している」と答えている点にも注目だ。
このような認識ギャップを埋めるために、44%の従業員は「管理職に対するリーダーシップ研修の充実が効果的である」と考えている。さらに「より頻繁で有意義なフィードバック」を求めている人は45%だった。Z世代では80%が「行動特性アセスメントによって、自分やチームの強みや働き方をより深く理解できるようになる」と回答している。
「従来型のリーダーシップアプローチでは、多様な行動動機や働き方の違いを十分に捉えられていない」とPoepsel氏は指摘する。
「行動データは、マネジャーがメンバーの一人一人を正しく理解し、真のポテンシャルを引き出すために必要な客観的インサイトを提供する。その中には、一見目立たない強みを持つ人材も含まれている」
組織心理学者のAdam Grant氏は、2025年開催のWorkhuman Liveカンファレンスで「意見が対立しやすい従業員の価値を見落とすことは、組織にとって損失につながる可能性がある」と述べており「そうした従業員こそが、組織に必要なフィードバックを提供してくれる存在である」と強調した。
米Deloitteが発表したレポートによれば、「信頼」と「人間的持続可能性」は、業績向上の鍵であるという。企業は再び仕事の中心に人間を据えるべきであり、そのためには、より適切な成果指標の導入と、従業員に対する情報の透明化が求められると、同社のリーダーは述べている。
HR関連メディア「HR Dive」のインタビューによれば、従業員の貢献を認識し、適切に評価することは離職防止や企業文化の醸成にもつながるという。従業員体験(EX)の専門家は、ポップスターのTaylor Swift氏の取り組みにも学びつつ、従業員に報いる新たな手法を模索すべきだと述べている。
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