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国内企業の6割超「人材不足」を実感 最も深刻な職種は?

» 2025年07月25日 07時00分 公開
[季原ゆうITmedia]

 スキルシェアリングサービスを手掛けるココナラ(東京都渋谷区)は、「人材不足」に関する実態調査を実施した。その結果、63.1%が勤め先の人材不足を実感。また、77.3%が「今後、人材不足の不安や懸念がある」とした。

photo 「人材不足」に関する実態調査を実施(画像はイメージ、出典:写真AC)
photo 人材は足りているか? 不安や懸念はあるか(出所:プレスリリース、以下同)

特に人材不足が深刻な職種は?

 特に人材不足が深刻だった職種はIT系で、「ITエンジニア」や「システム保守・運用・管理」など、デジタル分野に専門性が求められる職種での人材不足が顕著だった。その他、「営業」や「販売・接客」などの事業部門から、「人事・経理」などの管理部門まで、幅広い業種での人材不足が浮き彫りとなった。

photo 人材不足の深刻度合い

 人材不足が業務に及ぼす影響・支障について、IT部門、開発・管理部門、クリエイティブ部門においては「技術・ノウハウの承継ができない」が最も多かった。事業部門では「従業員のモチベーション低下」が最多という結果に。また、どの部門においても「長時間労働・残業の増加」が上位3位に入っており、直接的な社員への負担がかかることへの支障が懸念されているようだった。

photo 人材不足による業務への影響

 人材不足の原因1位は「業界全体の人材不足」(45.9%)で、以下「特定の技術・専門性のあるスキルを持った人材の不足・不在」(35.1%)、「採用による補充ができていない」(34.8%)と続いた。企業規模が小さいほど、「業界の人材不足」「採用による補充ができていない」に、企業規模が大きいほど「特定の技術・専門性のあるスキルを持った人材の不足・不在」に回答が集まった。

photo 業務に影響・支障が出ている人材不足の要因
photo 業務に影響・支障が出ている人材不足の要因(企業規模別)

 調査は6月、20〜69歳の男女5000人を対象に、インターネットで実施した。 

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