店舗や公共施設を併設した駅直結の複合賃貸住宅「ekism(エキスム)さいたま新都心」(さいたま市大宮区)に、かつて活躍した寝台特急「北斗星」の備品を取り入れたコンセプトルームが設けられ、注目を集めている。8月末まで入居申し込みを受け付けており、入居開始は10月の予定。
北斗星は上野駅と札幌駅を結んでいた夜行特急で、平成27年に惜しまれながら引退した。その後、寝台客車内のベッドや備品は宿泊施設「トレインホステル北斗星」(東京都中央区)で使用されたが、コロナ禍の影響で令和3年に閉業。今回、「北斗星ルーム」として再出発する。
賃貸で2戸用意され、それぞれ2人用個室の「ツインデラックス」と1人用個室「ロイヤル」をモチーフにしている。室内にはベッドをはじめ、客車内の灯具や扉などの備品が使用され、当時の寝台特急の雰囲気を味わうことができる。バルコニーからは「北斗星」が走行していたJR東北本線などの線路を一望できる。
北斗星ルームの賃料は、9階のツインデラックスが19万円、10階のロイヤルが21万円(月額)。希望者向けの内覧会を8月下旬から9月初旬に開催予定という。
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