【9月中に決定か】
関係者によると、日産側が契約更新を前提に年数や金額などを検討しているとみられるが、約20年にわたって定着してきた名称だけに、もし契約が終了となった場合の影響も大きくなりそうだ。
新たなスポンサーを探すことになった場合は公募で決定することになるが、同競技場はサッカーのワールドカップ(W杯、2002年)とラグビーのW杯(2019年)の決勝に加え、2021年に開催された東京五輪でもサッカーの決勝が行われた国内を代表するスタジアム。
同部幹部は「できれば、これまで同様の価値を認めてほしい」と明かすが、額が大きいだけに新たなスポンサーを探すにはそれなりの時間が必要になる可能性もある。
物理的な問題もある。同競技場の外壁や電光掲示板の表示をはじめ、JRや市営地下鉄の新横浜駅構内には出口案内などで随所に「日産スタジアム」の文字がある。
競技場周辺の周辺の道路標識やバス停も「横浜国際総合競技場」でなく「日産スタジアム」となっており、ある関係者は「取り換えることになれば、その作業にもそれなりの時間が必要」と指摘する。
同部では遅くても9月中には日産側の意向を最終確認したいとして準備を進めているもようだ。
これに対し、日産自動車広報部は「現在交渉中。9月中旬までには継続するかどうかを決める予定」としている。(橋本謙太郎)
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