新型iPhoneを横目に、中古市場が熱い 6年連続で過去最高更新(2/3 ページ)

» 2025年09月18日 14時30分 公開
[産経新聞]
産経新聞

利用方法の多様化進む

 中古スマホは(1)子供の初めての端末として購入するケース(2)コロナ禍の「巣ごもり需要」をきっかけとした動画視聴やゲームのサブ端末(3)格安SIMと組み合わせて通信コストを抑えるーなどの使い方が代表的だ。近年は企業の業務用や、キャッシュレス決済専用の端末などでの利用も広がっている。

 中古端末販売大手のゲオモバイル販売推進部ゼネラルマネジャー、藤巻亮さんは「実用性とコストのバランスを求める層に、中古端末は定着しつつある」と話す。必要な性能を適正な価格で手に入れられる実用性が評価され、利用の幅を広げているという。

 人気はiPhoneシリーズで、最新機種から1〜2世代前のモデルに需要が集中するという。藤巻さんによると「iPhoneは数世代前でも性能に問題はなく、新型が登場すると旧モデルへの需要が一気に高まる」という動きがあり、市場活性化の原動力になっている。現在はiPhone12や13シリーズ、iPhoneSE(第3世代)が売れ筋で、カメラ性能が高く、価格も安定しているiPhone13が特に人気を集めているという。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR