日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ニトリ(札幌市)は、IoT関連製品4種類を9月中旬に発売する。
近年、家電やさまざまな生活機器が相互に連携し、効率的な暮らしを実現するスマートホームの需要が高まっている。ニトリでは、ユーザー視点を重視した製品開発とサービス提供を行っているリンクジャパン社(東京都港区)と共同で、スマートホーム向けのアプリおよびIoT商品の開発に取り組んでいる。
「スマートリモコン(SRC01)」(3990円)は、赤外線リモコン付き家電(エアコン、テレビ、照明、扇風機など)を、スマートフォンのアプリ「HomeLink」でまとめてコントロールできる商品。外出先からの遠隔操作や、スマートスピーカーとの連携による音声操作にも対応している。
「スマートLED電球(SLB01)」(1990円)は、アプリから調光・調色やON/OFFができる商品。タイマーによるコントロールやシーンに登録しての使用など、暮らしに合わせたカスタマイズを可能とした。
「スマートプラグ(SP01)」(2990円)は、コンセントにつなぐだけで、従来の家電もアプリで簡単にON/OFF操作できる商品。電力消費量や電気料金の確認、タイマー・スケジュール設定も対応している。
「スマート温湿度センサー(STH01)」(2990円)は、部屋の温度・湿度をリアルタイムで測定し、アプリからいつでも確認できる商品。連動設定をすれば、「室温が25度以上になったら自動でエアコンの電源をON」など、機器連携が可能になり、快適な室内環境作りをサポートする。
すべての製品は無料の専用アプリ「HomeLink」で一括管理する。
アプリを使えば、外出先からでも家電の操作や電源管理を可能とした。例えば、「帰宅前に部屋を快適な温度にしておきたい」「ケトルなどの電源を切ったか心配」といった場合でも、アプリで遠隔操作に対応している。
ニトリは「家具から家電まで、暮らしにかかわる商品を企画・製造・販売しているニトリグループだからこそ実現できるスマートホームを通じて、お客さまの“ちょっとしたお困りごと”を解決し、よりスマートな住まいを提案していく」とコメントした。
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