ローソンは10月15日から順次、リチウムイオン電池を内蔵した使用済みのモバイルバッテリー、加熱式・電子たばこ、携帯電話・スマートフォンを回収する実証事業を始める。茨城県守谷市と兵庫県神戸市のローソン各2店舗、計4店舗で実施する。
近年、リチウムイオン電池を内蔵した製品の不適切な廃棄による発火事故が増えている。環境省によると、ごみ収集車やごみ処理施設で発生したリチウムイオン電池が原因とみられる火災は、2023年度で8543件に上った。
リチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーや加熱式たばこ、携帯電話、スマートフォンは、2026年4月から「指定再資源化製品」に追加され、メーカーや輸入販売業者には自主回収・再資源化の促進が義務化される見通しだ。
こうした現状を受け、実証事業では対象製品を回収するボックスを店舗に設置。回収した製品はそれぞれの市が引き取り、リサイクル工場へ搬入する。守谷市では、KDDIが市から受け取った携帯電話やスマートフォンをリサイクル処理する。
ローソンは、「店舗での当該製品の回収を通じて、社会課題となっているリチウムイオン電池回収およびリサイクル促進に貢献する」とした。
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