引っ越し業界最大手のサカイ引越センター(堺市)は今年、創業55年目を迎え、ミズノとユニホームを共同開発した。従業員の意見も取り入れながら試作を重ねて1年がかりで完成。今年5月から導入している。
以前は青で統一し、シャツはズボンの中に入れていたが、立ち座りの際にシャツが飛び出してストレスになっていたという。新しい制服は短パンにレギンス、シャツは外に出すスタイルに変更。社のシンボルであるパンダの白黒と、コーポレートカラーの黄の3色を採用した。
目指したのはチームスポーツのようなスタイルのデザイン。3DCGで解析したデータをもとに動きやすさを追求して設計したウエアには、消臭機能や吸汗速乾素材なども取り入れ、着心地は増した。パンダの刺繡もポイントだ。
勤続12年の伊藤多門さんは「短パンになって楽になった。以前のズボンは変なしゃがみ方をして破れた人もいた」とメリットを話す。
当初は生理の不安を抱える女性たちの意見を取り入れた黒の短パンとレギンスだったが、清涼感があり男性陣にも好評だったため、男女共通のデザインが採用された。使ううちに不具合があればさらに改善していくという。
(北村博子)
なぜ、ユニクロは“やめた事業”を復活させたのか ユニフォーム会員が1万件を超えた理由copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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