就職活動におけるWeb面接中に、何らかの形で生成AIを利用したことがある学生が回答の57%に上ることが、オンライン試験サービスの開発・提供などを手掛けるサーティファイ(東京都中央区)の調査で分かった。Web面接が主要な選考方法として広がる中、その裏側で何が起きているのだろうか?
オンライン就職活動経験者 (2024〜2027年卒業予定)418人から回答を得た。
生成AIを利用せずに面接準備を行った学生は、わずか36%にとどまった。具体的には「企業情報を学習させ、企業に応じた回答を生成した」「AIに自分の情報を学習させて回答を生成させた」といった回答が見られた。
活用している生成AIは「ChatGPT」が最も多く、次点の「Gemini」とは100人以上の差となった。また「NotebookLM」の利用も一定数見られ、学生が応募企業ごとに自身と企業の情報をAIに学習させ、企業別に最適化された模範回答を生成している様子がうかがえる。
面接準備で生成AIを利用した人のうち、86%が事前に生成した資料を「実際の面接中に参照した」と回答。特に、面接で使用している端末で閲覧したケースが最も多く、Web面接において、生成AIを自然に参照する行為が広く浸透している様子が明らかになった。
面接官の質問内容を生成AIに直接音声認識させ、リアルタイムに回答例を生成していた学生は全体の5人に1人(22%)に上った。また、質問内容やキーワードを手動入力していた学生まで含めると、Web面接中にリアルタイムで生成AIから回答支援を受けていた学生は全体の45%を占める結果となった。
面接中に生成AIを利用した理由については「頭が真っ白になることを防ぐため」が最も多く35%に上った。次いで「他の学生も使っているので、自分も使わないと不利になるため」(24%)が続いた。
調査は11月14〜18日にインターネットで実施した。
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