帝国データバンクは、企業が「メインバンク」と認識する金融機関について分析した。その結果、最も多くの企業に選ばれていたのは「三菱UFJ銀行」だった。
三菱UFJ銀行をメインバンクとしている企業は9万2891社で、2009年の調査開始以降、17年連続でトップとなった。ただし、全国シェアは6.18%と前年から0.15ポイント(607社)低下し、16年連続でシェア縮小となっている。
2位は「三井住友銀行」で7万5280社(シェア5.01%)。前年から223社減少した。3位の「みずほ銀行」(6万80社)も363社減った。メガバンク(都市銀行)上位3行をメインバンクとする企業数は、前年比で1193社減少した。
一方、大手5行のメガバンク(都市銀行)のうち「りそな銀行」(3万1146社)と「埼玉りそな銀行」(1万8026社)は、ともに社数を増やした。
2024年時点で、メインバンクとする企業が1000社以上ある金融機関のうち、前年から最も社数を増やしたのは「GMOあおぞらネット銀行」(1283社)で、597社増加した。純増数でネット銀行が首位になるのは、調査開始の2009年以降初めてだ。
このほか、ネット銀行では「住信SBIネット銀行」(1268社)が316社増やし、4位にランクインした。
業態別では「地方銀行」が39.76%と最も高いシェアを維持したが、前年から0.52ポイント減少し、7年ぶりに3割台となった。
2024~2025年調査にかけて、地方銀行からメインバンクを変更した約4000社を分析すると、変更先として最も多かったのは「信用金庫」(44.55%)だった。以降「第二地方銀行」(22.84%)、「メガバンク」(18.10%)、「信用組合」(6.86%)が続いた。
このほか「信用金庫」「メガバンク」「第二地方銀行」「信用組合」ではいずれもシェアが低下した。帝国データバンクは「信用金庫では『ゼロゼロ融資』への対応で存在感を増した一方、同融資の返済が進んだ企業が離脱した可能性がある」と指摘した。
一方で「ネット銀行」は0.08ポイント、ゆうちょ銀行などの「その他金融機関」は0.03ポイントと、それぞれシェアを伸ばした。
住信SBIネット銀行が「ドコモSMTBネット銀行」に――通信×銀行×信託の三位一体で狙う「インビジブルバンキング」とは
なぜ、クレカは“主役”になれなかったのか 銀行が先に広げた「組み込み金融」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング