若手は「飲み会」に来ない? 距離を縮めるなら「ご飯会」がちょうどいいワケ(1/2 ページ)

» 2026年01月03日 06時00分 公開

この記事は、金間大介氏、酒井崇匡氏の著書『仕事に「生きがい」はいりません 30年の調査データが明かすZ世代のリアル』(SBクリエイティブ、2025年)に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。なお、文中の内容・肩書などは全て出版当時のものです。

 「若者のお酒離れ」と聞くようになって久しいが、それは本当だろうか。データで確認してみよう。

若者のお酒離れは本当か

 ここで取り上げるのは、ビッグローブのオウンドメディア「あしたメディアby BIGLOBE」において発表されたデータだ。全国の20〜19歳までの若年層の男女500人と、その比較対象として全国の30〜69歳の男女400人の合計900人に対してアンケート調査を実施し、その結果を2023年5月に公表している。そのうち「飲酒に対する気持ち」という項目に対する回答結果を見てみよう。

飲酒に対する気持ち ※あしたメディア by BIGLOBE(ビッグローブ株式会社)「若年層の飲酒に関する意識調査」より作成(出所:仕事に「生きがい」はいりません 30年の調査データが明かすZ世代のリアル

 結論として、若者におけるお酒離れは確実に進行していると言ってよさそうだ。実際、20代の中でも前半か後半かで票が大きく異なっている点も興味深い。

 僕が接してきた限り、特に今の20代前半の人たちは、お酒を日常のものと捉えなくなってきており、その代わりに「お酒=特別な日」という認識が強まる傾向にある。この点は、大学に勤務している身としても、とても強く実感する。そもそも、最近の学生たちの会話の中で「今日飲みに行こう」というセリフをほとんど聞かなくなった。

 じゃあ何ならよく聞くかというと「今日ご飯行こう」だ。これは極めて日常的に聞く。まれに「ご飯」の場でお酒を飲む人がいるが、彼らにとってそんなことはあまり重要ではない。

 一方「飲み会」の場はもう少し重たい。そのためのライングループを作って、ちゃんと日程調整をする。つまり、しっかり前もって予定する。それが学生たちにとっての「飲み会」だ。そんな感覚が「お酒=特別な日」として変換されている。

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