上司や先輩の皆さん、若手をご飯に誘おう!
確かに本章ではここまで、いかに「若手は飲み会に距離を感じているか」を主題に論じてきた。
でもそれは、飲み会が「先輩たちの場」であり、飲みニケーションは「先輩たちの文化」だからだ。先輩たちの場であり文化だから、若者たちは自然と及び腰になるのだ。文化の違いは、それだけで人を委縮させる。
にもかかわらず、上司たちが自分の文化圏に若手を連れ込んで「さあ、本音で話そう」なんて無理があるというもの。
ということで、もう一度繰り返す。先輩の皆さん、若手をご飯に誘おう。
そう言われてもなお躊躇(ちゅうちょ)してしまう方のために、もっと踏み込んだ、超絶具体的な提案を一つ。
次の言葉を、一字一句違わぬようお使いください。
「明日の夜、予定空いてる? ご飯でもどうですか? ここから歩いて行けるところにハンバーグ屋さんがあるから」
むろん「ハンバーグ」のところは他のメニューに変換可能だ。パスタでもいいし、おそばも悪くない。でも、牛丼はダメ。ラーメンもダメ。ちょっとファストすぎる。
あと、焼き肉もダメ。お鍋も微妙かも。韓国料理はギリセーフ。なぜかというと、個々で単品注文できるお店がいいから。個別注文なら会計も明瞭だ。逆にみんなで取り分ける系は、それだけで心理的ハードルが上がる。
また「明日の夜」というのもポイントの一つだ。「今日の夜は?」と誘うのもアリだが、予定が入っている場合もあるし、家族がいる場合に迷惑をかけることも避けたい。理想は、火曜日あたりに「明日か、あさっての夜」と誘うのがよいだろう。
ちなみに、無理におごる必要なんてない。今の時代、上の世代のほうが台所事情が厳しい可能性だってある。「あ、ちゃんと割り勘だからね。というか、自己精算方式だよ」と、誘うときに断ってしまおう。「えー」というリアクションが返ってくるかもしれないが、それは気にしなくていい。
それで本当に行くのを渋ったり、微妙なリアクションを見せたりするようなら、その若手は本当に金欠か、あなたをATMとしか見ていないから、どのみち(次からは一切)誘わなくていい。あなたの貴重な時間がもったいない。
そのご飯会でもし、かわいい後輩だな、ハンバーグ会楽しかったな、と思えたら、追加注文でデザートでもおごってあげたらどうだろう。そんな後輩ならきっと喜んでくれる。その様子を見て、あなたもきっとうれしくなるはずだ。
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