AI時代に人間らしい働き方を再設計する「ジョブ・クラフティング」のすすめ
【開催期間】2026年1月27日(火)〜2月25日(水)
【視聴】無料
【視聴方法】こちらより事前登録
【概要】仕事の「やらされ感」を「やりがい」に変えるアプローチとして「ジョブ・クラフティング」が注目されています。AIが定型業務を代替する今日、人間は仕事の「意味」を再定義する力が問われています。高モチベーションな業務への集中にはAI活用による効率化も必須条件です。本講演では、職場のレジリエンスを専門とする研究者が、AI時代に従業員の意識と行動を変える実践論を解説します。
これは「昭和のしがらみ」復活の兆しなのか? はたまた新時代の「レクリエーション」となるのでしょうか?
年明け早々の1月2日、帝国データバンクの記事が、SNSで話題になりました。記事のタイトルは「令和の時代に『社員旅行』が復権? 企業の1割が福利厚生で検討、人材採用・定着に期待の声も」。内容は、福利厚生としての「社員旅行」が、静かに復権しつつあるリアルを伝えたものです。
具体的には、
ということが分かったそうです。
さらに記事では、令和の社員旅行の8つのスタイルを紹介。詳しい内容を知りたい方は記事をご覧いただくとして、私が気になったのは、この調査も、記事の切り口も、8つのスタイルも、社員旅行を「福利厚生」としてしか捉えていない点です。
確かに昭和の社員旅行のコストの出どころは、多くの企業で福利厚生費だったのかもしれません。しかし、社員旅行のそもそもの始まりは「みんながんばってくれた。ありがとう!」という経営者から社員への労いであり、お礼でした。
戦後の高度成長期を牽引(けんいん)した企業の創業者たちにとって、社員は志を共にし、目の前に立ちはだかる鉄壁を次々と乗り越える仲間。だからこそ経営者は常に社員を大切にし、ただの「人」として接する時間と空間=社員旅行を行うことで結束力を強めた。つまり、社員旅行は「あなたは大切な人」という経営者・会社からのメッセージでした。ですから、中には「社長のポケットマネー」で行っていた企業もあったほどです。
以前、講演会で訪問した創業110年の老舗企業のトップは「社員旅行は先代から続いている行事です。今年は厳しい中社員ががんばってくれたので、奮発して社員の家族も一緒にハワイに連れていきました!」と少しだけ誇らせげに話してくれたことがあります。
しかし、バブル期に景気が良くなったことで、社員旅行は社員の親睦を目的に多くの企業に広がり、「あなたは大切な人」というメッセージは次第に薄れていきました。畳敷きの大広間で、若い社員たちが先輩や上司にお酌をし、芸の出し物を強要されたり、朝までどんちゃん騒ぎに突き合わされたり……。という体育会系の飲み会の様相が強まりました。
1990年に日本能率協会が実施した「経営課題実態調査(人事・教育部門)」によると、58.2%が社員旅行について「必要性を感じない」と回答。「満足していないが、こんなものだとあきらめている」(28.9%)、「大いに不満でやめたい」(7.2%)と、9割以上が、社員旅行を「しがらみ」としていたことが分かる結果が出ているのです。(参考:メルクマール 2024年9月18日「昭和の風物詩「社員旅行」 令和の今こそ復活すべき? 90年代初頭はなんと9割の会社が実施していた!」)
とはいえ「面倒くさい」「意味がない」と思いつつも参加すると、同僚や先輩社員の職場では知り得なかった顔を垣間見れることもあります。思いもしなかった上司の「自分への高い評価」に驚いたり、膝を突き合わせて鍋をつつくことで、心と心の距離感が縮まる経験もできたりしたことでしょう。
それは企業の結束を高める行事であり、「自分はここにいていんだ」と社員が居場所を得る機会でもあった。だからこその、社員旅行だったわけです。
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