現場の「作業着」が一般客に人気、理由は?(2/3 ページ)

» 2026年01月11日 11時42分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 おしゃれ化の歴史は意外と古い。平成3年に肉体労働専門求人誌「ガテン」が創刊され、かっこいい作業着の開発と導入が雇用を活性化。その後、とびや左官が着用する地下足袋やニッカーボッカーを「忍者スタイル」として探しに来る外国人が現れた。「NARUTO」などの忍者漫画・アニメの人気や、ベルギー出身の著名デザイナー、マルタン・マルジェラが来日中、作業員の足元を見てひらめいた「足袋ブーツ」がモード界で評価されたことも追い風になった。「作業着に日本独自の美意識や技術を見る、新たな視点が加わった」と臂社長。主な生産地は東南アジアにシフトしているが、日本メーカーの信頼度は抜群。漢字刺繍(ししゅう)の名入れサービスも個人対応可なので、当て字を好む外国人にウケそうだ。

photo 「PUMA」のロゴマーク入り作業着を着る男性。スポーツメーカーも参入している=東京都台東区のビックユニフォーム上野店(重松明子撮影)

 電動ファン付きウエアは昨夏、台湾人インフルエンサーの発信をきっかけに1日15〜25着も売れた。人気はバートル(本社・広島県府中市)製で、バッテリー+ファン+ウエア一式が約2万5千円。取材中も「フロムベイジン(北京)」とフランクに入店した中年男性が試着を求め、風に「オーッ!」と笑って出ていった。三光白衣は都内直営全5店舗で免税手続対応、日・英語のインスタグラム発信も始め、高まる外国人の関心に応えていく方針だ。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR