正社員1万5000人に聞く、なぜ管理職になりたくない? 年代別に分かれた「出世回避」の本音とはパーソルキャリアが調査

» 2026年01月16日 08時00分 公開
[季原ゆうITmedia]

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 働き方が多様化する中で、令和のビジネスパーソンは「出世」についてどのように考えているのか。転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアが、正社員1万5000人に調査を実施した。

 その結果、非管理職のうち「出世したい」「どちらかといえば出世したい」と答えた人は合わせて32.9%だった。一方で、「出世したくない」「どちらかといえば出世したくない」は58.5%に上り、過半数を占めた。

photo 出世に関する意識調査を実施(画像はイメージ、出典:写真AC)
photo いまの会社で出世したいと思うか?(出所:プレスリリース、以下同)

 年代別に見ると、「出世したい」と考える割合は20代で46.3%だったのに対し、30代は36.1%、40代は30.9%、50代では20.8%まで低下していた。年齢を重ねるほど、出世に消極的になる人が増えている傾向が明らかとなった。

photo いまの会社で出世したいと思うか?【年代別】

なぜ出世したくないのか 年代別の本音

 なぜ出世を望まないのか。「出世したくない」「どちらかといえば出世したくない」と答えた人の理由を見ると、「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」(35.3%)、「新しい責任を負うことに不安を感じる」(35.2%)、「高いプレッシャーやストレスに耐えられない」(34.2%)が上位を占めた。

 その他、「管理職の仕事が魅力的に感じられない」(32.3%)、「上司としての責任を負いたくない」(30.2%)など、管理職像そのものにネガティブな印象を抱く人も少なくないようだ。

photo 出世したくない理由

 出世を望まない理由を年代別に見ると、20代では「上司としての責任を負いたくない」が42.9%と突出して高く、30代では「マネジメントが苦手」(38.4%)、40代では「プレッシャーへの不安」(36.3%)、50代では「管理職の仕事に魅力を感じない」(32.9%)がそれぞれ最も多かった。ライフステージや経験の違いが、出世観にも反映されているようだ。

photo 出世したくない理由【年代別】

 ただ、出世しない選択をした場合の不安も根強い。最も多かったのは「収入面の待遇向上が見込めないこと」(37.8%)で、「やる気がないと思われそう」(16.4%)、「成果を正当に評価されなくなる」(11.5%)といった声も挙がった。

photo 出世しないという選択に対する心配事

 実際に出世した人はどう感じているのか。現在、役職に就いている人からは、「仕事の責任が増えた」(49.1%)、「業務がマネジメント中心になった」(41.5%)、「ストレスやプレッシャーが増えた」(39.2%)といった声が寄せられた。役職に就くことで、仕事の質が大きく変わる実態が浮かび上がった。

 役職に就いてよかったこととして、「給与や報酬が増えた」(43.3%)が突出して多かった。「マネジメントスキルが向上した」(17.9%)、「人脈が広がった」(16.4%)といった声も目立つ。出世は負担だけでなく、影響力や成長機会をもたらす側面も存在することが分かる。

photo 役職に就いてよかったこと

 調査は2025年8月1〜8日、20〜59歳の正社員1万5000人を対象にインターネットで実施した。

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