ファミリーマートは、広告サービス「ファミマ まるごとメディア」の提供を本格的に開始する。店内に設置されたデジタルサイネージ「FamilyMartVision」で広告動画を配信するだけでなく、新車試乗会や保険相談会など、実際に体験できるイベントと組み合わせて広告を届ける。
本施策は、ファミマ、メディア事業を行うゲート・ワン(東京都港区)、広告配信事業を行うデータ・ワン(東京都千代田区)の3社による取り組みだ。
ファミマによると、本格展開のきっかけとなったのは、2025年4月に実施した自動車会社Hyundai Mobility Japan(以下、ヒョンデ)との取り組みだという。関東の10店舗で店舗駐車場を活用した新型車両の試乗会を実施し、併せてFamilyMartVisionや店内放送でも、ヒョンデの広告を配信した。
担当者は「自宅近くのコンビニで、普段走り慣れた道を使って試乗できる点が好評だった。結果として数十台の新車が売れるなど、手応えを感じた」と話した。
新車の試乗会以外にも、店内のイートインスペースを活用した保険商品の相談・案内やデジタル機器の操作説明を通じた販売などを想定しているという。
全国に販売拠点を持たない企業でも、必要な時期に必要なエリアで体験型の販促施策を実施できる点も特徴だ。データ・ワンが所有する5000万の購買データ付の広告IDを活用し、エリアごとのデジタル広告配信との組み合わせも可能となる。
現在、FamilyMartVisionでは全体の約7割を広告枠として新商品やキャンペーン情報などを放映し、残りはニュースや天気予報、オリジナル番組などで構成している。
担当者によると、広告出稿企業のうち約7割は店頭で商品やサービスを取り扱っていないという。中でも金融・保険、官公庁・自治体、サービス、人材採用分野での出稿が増えているそうだ。
今回の新施策でも、一般企業に加え官公庁や地方自治体にも活用を提案していく。駐車場やイートインスペースを活用した体験型施策を提供することで、消費者との接点を強化し、広告効果を高める狙いだ。
ファミマで“聖地巡礼”? じわじわ増えてる「ラッピング店舗」の狙いとは
ローソンの「2500〜3000円」車中泊、結果は? Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング