無印良品、「日付無し」スケジュール帳が人気 デジタル時代に広がる“手書き”の価値とは

» 2026年01月24日 05時00分 公開
[米倉志保ITmedia]

 良品計画が運営する無印良品で、日付がないスケジュール帳が人気を集めている。マンスリータイプやウィークリータイプに加え、1ページを2コマに分けたものなど、全16アイテムをA5・A6サイズで展開する。2025年にはアイテム数を増やし、シリーズ全体で売り上げが前年比約160%伸長した。

「ノート マンスリー」A6・100円(提供:良品計画、以下同)

 日付の無いスケジュール帳は、利用者が自由に日付を書き込める点が特徴だ。スケジュール管理に加え、日記や献立の記録、読んだ本や見た映画の記録など、日々の出来事を書き留めるノートとしても支持されているという。

 中でも好調なのが、1ページを2コマに分けた「ノート・2コマ」だ。「書くスペースが大きすぎずちょうどいい」「2コマの1つ1つの枠が無理に書かなくても埋まるので続けやすい」「いろいろな用途に使いやすい」といった声が寄せられている。

日々の記録を手書きで残せる

 良品計画の担当者によると、日付入りのノートでは「連続して書かなければならない」という心理的負担が生じやすい。一方、日付の無いタイプは、思い立った時に書き始められ、書けなかった日でも気にせず使える点が評価されているという。

 あえて手書きで記録する理由について、担当者は「手書きはデジタルよりも自由度が高く、文字の強弱をつけたり、イラストを入れたりと直感的に表現できる。その人なりの個性を表現できる点が、デジタルにはない面白さだ」と話す。

 情報量が多く変化の速い時代において、手書きには「自分の考えや気持ちを整理するために書く」という役割もあるという。

日付が無いため、記録が続かなくてもプレッシャーにならないそうだ

 SNSでは、手帳やノートの記入内容を写した写真を投稿する人が増えているという。今回発売したノートについては、記録を毎日投稿するアカウントもあった。

 こうした需要を見越して十分な在庫を確保していたことや、日付入りスケジュール帳が売り切れた後の代替需要を取り込めたことが、好調な売り上げにつながった。5月中旬には同シリーズから、ハードカバーの白紙ノート「ハードカバー本ノート」(1290円)を発売する予定だ。

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