島民「乗りたくても乗れない」沖縄の離島便 “マイル修行”で利用集中、航空会社が対策(1/2 ページ)

» 2026年02月02日 17時03分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 沖縄県内で離島便を運航する琉球エアーコミューター(RAC)は2日、連日満席が続いている沖縄県の宮古島と多良間島を結ぶ航空路線について、日本航空(JAL)グループのポイントキャンペーンの対象外にすると明らかにした。3日以降の新規予約分から適用する。短距離で比較的安価なことから、キャンペーンの影響で航空会社の上級会員資格を獲得するために搭乗を繰り返す「マイル修行」と呼ばれる利用が集中。地元の島民がなかなか利用できない状況が続いていた。

photo 多良間便などの離島路線で使用される定員50人のDHC−8−400CC型機(大竹直樹撮影)

「みんな困っている」

 RACによると、多良間便は所要30分弱の短距離路線。使用機材は貨客混載のプロペラ機「DHC−8−400CC型」で、世界にたった5機しかない離島便向けの特別仕様だという。島民の生活を支える生鮮食品などを運ぶため貨物室のスペースを広げており、定員は50人と限られている。

 だが、多良間便は1月後半からほぼ満席の状態が続いている。多良間村の担当者は「住民から『乗りたくてもずっと満席で乗れない』といった相談が寄せられた。本当にみんな困っている」と明かす。

 多良間便は早期割引などを活用すれば1万円前後から購入でき、搭乗回数を増やす目的で利用する人は以前からいた。だが、多良間村の担当者は「ここまで(混雑状況は)ひどくなかった」と振り返る。

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