原付はもはや「足枷」か…… 規制強化を受けてバイクメーカー各社が新規開発に消極的なワケ(1/3 ページ)

» 2026年02月05日 05時00分 公開
[山口伸ITmedia]

著者プロフィール

山口伸

経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_


 4月1日から原付一種に新たな区分基準が生まれる。普通自動車免許で乗れる原付一種はこれまで、総排気量が50cc以下に設定されていたが、「排気量125cc以下かつ最高出力4.0kW以下」の二輪も原付一種に含まれることとなった。

 新基準に合わせて各社も新型二輪を投入しており、ホンダは2025年12月にスーパーカブシリーズで「スーパーカブ110 Lite(ライト)」「スーパーカブ110 プロ Lite」「クロスカブ110 Lite」と3車種を投入した。ヤマハは3月に「ジョグ125」の新型車両を発売する予定だ。

 ほぼ国内向けとされる原付一種は市場が縮小し続けており、今回の法改正は世界標準に合わせる動きといえる。周辺の動きをまとめていく。

ホンダが12月に発売した「スーパーカブ110 Lite」(出所:ホンダ公式Webサイト)

原付の歴史は、ホンダから始まった

 原付こと原動機付自転車のルーツは、ホンダにある。1947年に登場した「ホンダA型」が市販の自転車に補助動力を追加できる商品としてロングセラー商品となった。その後、ホンダは「カブF型」を発売し、全国の自転車店に販売網を広げた。

 低価格の補助エンジンが普及するとともに、原付は1952年に許可制となり、1960年には免許制となった。

 原付は一種と二種に分かれている。現時点で原付一種は総排気量50cc以下の二輪車両であり、二種は50cc超から125cc以下と定められている。前者は普通自動車免許で運転できるが、後者は普通自動二輪免許が必要だ。原付免許では前者しか運転できない。

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