攻める総務

「出社したくなる」オフィスの作り方 企業が見直すべき3要素とは?【新連載】組織を伸ばすオフィス戦略(3/3 ページ)

» 2026年02月06日 07時00分 公開
[上原優磨ITmedia]
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働く人と企業、双方にとっての価値とは?

 こうした空間づくりは、単なる快適性にとどまるものではありません。働く人にとっては、

  • 心地よい空間がストレスを軽減し、集中力を高める
  • 自ら選んで出社するスタイルは、モチベーションとエンゲージメントを向上させる
  • 他者との接点が増え、学びと成長の機会が自然に生まれる

 といったメリットがあります。

 また、企業にとっては、

  • ブランドの世界観を空間で伝えることで、採用や営業において競争優位性を持てる
  • 社員の帰属意識やチームワークが高まり、イノベーションが促進される
  • 多拠点・ハイブリッド化にも柔軟に対応できる基盤になる

 といった経営的なメリットともつながっています。

 オフィスは“コスト”ではなく、経営資源です。その空間が持つ価値を再定義し、積極的に生かすことが求められています。今回紹介した事例は、働きやすさや快適性を超えて、組織文化を育み、人材を成長させ、企業競争力を高めるための取り組みでもあります。

 最終回となる第3回では、オフィスの進化がなぜ「未来への投資」となるのかを掘り下げます。空間が人を育て、組織を形づくり、ブランドを語る。その本質的な価値を、組織運営や人材活用、企業の持続的成長といった、さまざまな観点から解説します。

上原 優磨

株式会社ソーシャルインテリア プロジェクトマネジメント部 デザイン設計部 本部長

新卒で大手空間プロデュース企業に入社し、商業施設やホテル、オフィスなど多様なプロジェクトを担当。大規模案件の実績を重ね、専門性を磨く。

現在は、マネジャーとして部署を統括し、クライアントとの対話から潜在課題を掘り下げ、論理的に解決へ導くオフィス空間づくりに取り組んでいる。

デザイン性だけでなく、働く人の体験や企業の成長につながる空間の実現を重視している。


ソーシャルインテリア

「インテリアの世界を変える。インテリアで世界を変える。」をミッションに掲げ、法人向けにオフィス移転から空間デザイン、家具選定までワンストップでサポートする「ソーシャルインテリア オフィス構築支援」を展開している。


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