クマ被害の切り札になるか AIで100メートル先を検知する新対策機器(1/2 ページ)

» 2026年06月24日 09時13分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 全国各地でクマが出没し、人的被害も続発するなか、害獣対策事業を行う専門業者の防除研究所(岐阜県大垣市)が独自に開発した「クマ対策機器」が話題となっている。出没が確認された地域で機器の試験導入や効果検証が始まっている。

photo 試験導入を始めたクマ対策機器「IKAZUCHI(イカズチ)」を持つ奈良県十津川村の民生委員(防除研究所提供)

 同社はこれまで20年以上にわたりイノシシなどの害獣のほか、害虫の駆除に携わってきた。年間に3000件超の実績を持つ。

 今年2月に携帯型クマ対策機器「IKAZUCHI(イカズチ)」を発売した。手持ちスピーカー状のアイテムで、最大120デシベル以上の大音量を発し、超高輝度LEDで強い光を放つのが特徴だ。クマを撃退するとともに不要な遭遇リスクを減らし、人の存在を周りに知らせる役目も果たす。

 続けて、3月にはAI監視検知システム「BE ALERT(ベアラート)」を商品化した。クマだけを識別できる高性能AIを搭載し、360度見渡せるカメラで100メートル以上先にいるクマを検知する。クマが苦手だとされる高周波と低周波を組み合わせた音を発し、警告する。

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