ワークマン土屋専務、異常気象で「ビジネスチャンスだ」――目指す250億円、断熱ウェアに勝機はあるか?(2/2 ページ)

» 2026年10月08日 05時30分 公開
[米倉志保,ITmedia]
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土屋専務「普通に売っているものが防災に」 降雨で爆発的に売れた商品も

 防災用途を想定した製品の開発も進める。XShelterシリーズの開発では、被災者の苦痛軽減を目指す「日本赤十字看護大学附属災害救護研究所」と連携。今回、マイナス15度やマイナス30度までの環境に対応できるシリーズとして「XShelter究極断熱Ω(オメガ)」を発売する。暖房のない避難所など、厳しい寒さの中で過ごす際の防寒対策としても活用できるという。

 普段から着られる衣服として販売し、日常の延長で災害への備えにつなげる考えだ。土屋専務は「ワークマンで普通に売っているものが防災につながる。特別な防災製品はなかなか買われない」と説明した。

 気象変化への対応を成長機会と捉える姿勢は、XShelterに限らない。東京都心では、10月2日までに観測史上初めて37日連続の降雨を記録した。ワークマンではこの影響で、レインウェアやレインシューズが「在庫がなくなるくらい爆発的に売れた」という。

リカバリーウェアでも「寒暖差」に対応 新モデルは70万着販売

 シリーズ累計1400万着を販売するリカバリーウェア「MEDIHEAL」(メディヒール)でも、寒暖差に対応した商品を投入する。最上位モデルとして「MEDIHEAL COSMOS」を新たに発売した。

MEDIHEAL COSMOSが好調

 MEDIHEALは、遠赤外線による血行促進作用によって、疲労や筋肉のコリの改善を目指すリカバリーウェアだ。新モデルでは、生地に含まれるマイクロカプセルが、暑いときは余分な熱を吸収し、寒いときは蓄えた熱を放出する。これにより、衣服内を30度前後に保つという。

 「長袖クルーネック」「ロングパンツ」は、それぞれ2900円だ。通常モデルより1000円高いが、発売から45日で70万着を超える販売を記録した。

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