長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。
日本3大ラーメンの一つとされる福島県の「喜多方ラーメン」を、再び盛り上げようとする動きが強まっている。
1980年代に、テレビ放送などをきっかけに全国的なブームとなった喜多方ラーメンだが、近年は店主の高齢化や後継者不足で老舗の閉店が相次いでいる。かつて120〜130店舗あったとされるラーメン提供店は、現在90店舗ほどにまで減った。
こうした状況にどう歯止めをかけ、どのように喜多方ラーメンを盛り上げていこうとしているのか。その挑戦を追った。
喜多方ラーメンの発祥は1920年代。中国・浙江省出身の潘欽星氏が喜多方の街で屋台を引き、ラーメンを売り歩いたことに始まる。出前でも麺が伸びにくく、スープがよく絡むように考案されたのが、平打ち熟成多加水の縮れ麺だ。豚骨を中心に、店によって鶏がらや煮干しなどからうまみを引き出したスープと、蔵のまちとして知られる喜多方で製造された地元のしょうゆを使ったかえしも特徴となっている。
そんな喜多方ラーメンの名店の一つで、異端児とも称される「食堂 はせ川」が、8月6日から11月23日に、東京駅一番街のラーメン専門集合施設「東京ラーメンストリート」に出店。喜多方屈指の人気店の味が東京で楽しめるとあって、ラーメンファンの注目を集めている。
その誘致に奔走したのが、“ミスターラーメン”こと「せたが屋」店主の前島司氏だ。
「自分がラーメンをやろうと思ったきっかけの一つが喜多方ラーメン。私が心からおいしいと思える1杯を、まずは東京で多くの人に食べていただき、実際に喜多方に足を運んでいただければ、現地で頑張っているラーメン店の皆さんの励みにもなる」と、喜多方ラーメンの盛り上げに前向きだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング