民事再生手続き中のスカイマークは8月5日、ANAホールディングスがスポンサーとなる再生計画案が債権者集会で可決され、東京地裁から認可決定を受けたと発表した。
同社の再生をめぐっては、スカイマーク側が策定した、ANAと投資ファンドのインテグラルをスポンサーとする計画に対し、大口債権者の米航空機リース会社Interpid Aviationが米Delta Air Linesをスポンサーとする計画を提出して争う事態になっていた。
債権者集会では、ANA支援による計画が議決権者174人中135.5人・議決権総額の60.25%から賛成を得て可決した。
関連記事
- スカイマーク再生、大口債権者がデルタ航空をスポンサーとする対抗策
スカイマークの大口債権者である米リース会社が策定する再生計画では、デルタ航空をスポンサーとして選んだ。 - スカイマークがJAL、ANAとの“二股提携”を模索――その真相は?
経営不振に苦しむ新興航空会社のスカイマークが、日本航空だけでなく全日空にも共同運航を打診、2015年夏ダイヤ以降の実施に向けて認可申請を進めている。なぜこのような事態になったのか。大手2社との提携で、「第三極」としての存在価値は消滅してしまうのか? 航空ジャーナリストの秋本俊二氏に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.