コラム
挨拶をしても無視された……その考え方は「傲慢」(2/2 ページ)
「挨拶しても挨拶を返してくれないとき、どうすればいいの?」といった悩みを抱えている人もいるのでは。考えてみたら、すべての人から挨拶が返ってくると考えているのも、傲慢な考え方かもしれません。
ヘーゲルは、人間のいちばんの欲求は「他者に認められたい」ことだと宣(のたま)っています。人間関係の悩みなんて、そのほとんどは「自分は認められていない」という不安から生まれるものです。結局は、自分の欲求の問題です。いちばんの煩悩です。
もうその人は「挨拶をしない人」だと認めましょう。そうして悩むのは止めて、いつものように挨拶をし続けましょう。ヤギヤギさんは、「挨拶をしなくても、いつもちゃんとしてくる人」だと認めさせるのです。悩むより、認めるのです。これでもかこれでもかと認めさせるのです。そうやって、はじめて人間関係は、変わっていくものです。
正しい社会人になるためには、他者を通して社会を愛することです。挨拶が返ってくることなんて、オマケみたいなものですよ。(中村修治)
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