そこの「結婚しない女性たち」へ(1/2 ページ)
「恋愛における自分の理想と現実の差を埋められません」というご相談。こういう女性に限って幸せいっぱい、夢いっぱい、100点満点の新婚生活のスタートを切ろうとします。しかし結婚は、理想的な恋愛の延長線上にあるものではありません。
著者プロフィール:中村修治(なかむら・しゅうじ)
有限会社ペーパーカンパニー、株式会社キナックスホールディングスの代表取締役社長。昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。
【相談内容】
恋愛における自分の理想と現実の差を埋められません。
現在、婚活真っ只中の私ですが、多くの方に出会う機会はあるのですが、自分が「いいな」と思う人と、私のことを「いいな」と思ってくれる人が全く一致しません。
そのためずっと彼氏ができず、最近焦っています。理想ばかり追いかけていてはダメだと分かっており、高望みしているつもりもありませんが、どうも自分が「いいな」と思う方にはなかなか好きになってもらえません。
どうしたらいいのでしょうか。
【ワタシのお答え】
大好きを続けるのは、至難の技ですよ!
「結婚」と「恋愛」の問題が一緒になっていますね。
熱い恋愛の結果が、結婚ですね。みんな陥る失敗です。
夫婦生活25年を過ぎたベテランだから、ハッキリ言わせてもらいます。
大好きは、続きませんよ!
好きを続けることほど、大変なことはありません。奇跡的に、恋愛の時点で、理想と現実の差を埋めたとしても……結婚をすれば、また、理想はどんどんと遠くなっていきます。
いいなと思う男は、高確率で浮気をします。いいなと思う男でも、きっとお金でもめることがあります。どんなにいまはいい男でも、あなたの理想を、いつかは裏切ります。
なので、恋愛をする時点で、理想と現実の差に悩むのは、馬鹿げたことなのです。理想と現実の差を埋めて結婚できたら、あとは減点ばかりです。離婚 曲線とは、こうやって描かれるのです。好きの一致度がはじめに高ければ高いほど、その下降は、早いです。デフレスパイラルです。ローリング・ストーンズで す。
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