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ガンダム、ジェット機、スターウォーズ……南海電鉄「ラピート」の革命:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(2/6 ページ)
南海電鉄は11月21日から、特急ラピート「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」号を運行している。元になった車両は関空特急ラピート専用車「50000系」だ。鉄道車両としては異形のデザインに驚かれたかたも多いだろう。この電車は、20年前に登場し、鉄道車両のデザインに転機をもたらした革命児だ。
特急ラピート「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」号(関連リンク)は海外のスター・ウォーズファンに響くかもしれない。「今、日本に行くなら、ナリタやハネダよりカンクーがクールだぜ」となったら、南海電鉄が見込んだ以上の効果を生み出すだろう。
Peach Aviationとタイアップした「Peach×ラピート ハッピーライナー」は、ガンダムの約2カ月後、2014年9月7日から2015年8月31日までの約1年間にわたって走り続けた。ラピート20周年企画の第2弾で、関空を拠点とするLCCのPeach Aviationと組んだ。車体はPeach Aviationが運行するエアバスA320をモチーフに、藤色と白となった。
今回のスター・ウォーズとのタイアップは、Peach Aviationのタイアップ終了の約3カ月後だ。1年以上にわたって、立て続けにタイアップが続いているという印象だ。タイアップに合わせた電車の形ではないけれど、50000系の独特な形状がタイアップの相手にインパクトを与え、好印象だったに違いない。
それにしても、いったい南海電鉄はどうしちゃったのか。急に50000系を売り出したように見える。
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