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言葉の壁を超えた! 「EMOJI」に世界が注目:来週話題になるハナシ(2/3 ページ)
毎年、年末になると流行語大賞や番付などが話題になるが、実は海外でも似たような発表が行われている。オックスフォード・ディクショナリーが発表している「Word of the year」で、2015年に選ばれたワードは、なんと「EMOJI」だ。
世界的なブランドが「EMOJI」に注目
確かに、そう説明されれば「EMOJI」が選ばれた理由も納得だ。絵文字は、文字以上にパワフルなメッセージ性を持っている。そこに目をつけ始めたのが、世界的なブランドだ。そこまで注目され始めている「EMOJI」を放っておくわけがない。
2014年ごろからトレンドになっているのが、絵文字を使った広告キャンペーンだ。さまざまなブランドが、オリジナルの絵文字を使い顧客とのコミュニケーションを図っている。
その中でも「EMOJI」人気を加速させるユニークな展開を行っているのが、ドミノピザ、コカ・コーラ、タコ・ベルなどだ。
ドミノピザは、Twitter上でスライスピザの絵文字を効果的に使用して、ファンの獲得に成功している。それだけにとどまらず、絵文字を使ってTwitterからピザのオーダーを可能にするなど、斬新な販売方法として活用している。
コカ・コーラは、ハッシュタグをカスタマイズして、絵文字を埋め込むという裏技を使って、ユニークなキャンペーンを展開中だ。Twitterで「#shareacoke」と入力してツイートすると、コーラのボトルの絵文字がタグに現れるという仕掛けになっている。この「#Shareacoke」キャンペーンは、初日に全世界で17万500回も使われるほどインパクトがあったようだ。
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