日本百貨店協会は1月18日、2015年の全国百貨店売上高を発表した。全体では対前年比で0.2%減(既存店ベース)と4年ぶりにマイナスとなった。全店ベースでも同0.6%減だった。
全国での売上高は全店ベースで6兆1742億7863万6000円。商品別では、雑貨が対前年比で7.1%増の1兆1億7000万4000円と伸びたが、商品券(同5.4%減)、サービス(同3.8%減)、衣料品(同3.7%減)、家庭用品(同3.6%減)などが苦戦した。
一方、インバウンド消費は好調で、訪日外国人客数は約250万人(同63%増)、売上高は約1943億円(同62.4%増)を記録した。
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