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首都圏マンション販売戸数、前年比9.9%減 平均価格はバブル期以来の高水準に
不動産経済研究所によると、昨年の首都圏マンション販売戸数は前年割れだった一方、1戸当たりの平均価格は1991年以来の高値に。
不動産経済研究所は1月19日、昨年の首都圏マンション市場動向の調査結果を発表した。価格上昇などの影響で販売戸数は前年比9.9%減の4万449戸と、2年連続の減少だった。
販売数の内訳は、東京都区部が1万8472戸(11.1%減)、東京都下が5427戸(22.6%増)、神奈川県が7964戸(21.3%減)、埼玉県が4415戸(1.3%減)千葉県が4171戸(18.5減)。都下以外のエリアが減少しており、特に神奈川県の減少幅が21.3%と大きかった。
一方、1億円を超えるマンション高額マンションの販売戸数は、780戸増加の1688戸(85.9%増)だった。1戸当たりの平均価格は5518万円(9.1%増)と3年連続で上昇し、1991年以来の高値を記録した。
同研究所は、来年4月の消費税増税による駆け込み需要などの要因から、16年の販売戸数は4.3万戸(前年比6.3%増)と、3年ぶりに増加に転じると予測している。
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