ご当地フレーズでナビゲーション トヨタ、「AKB48 Team 8 ナビ」を販売
トヨタ自動車は、「AKB48 Team 8」とコラボしたカーナビ「AKB48 Team 8 ナビ」を発売すると発表した。
トヨタ自動車(トヨタ)は1月28日、「会いに行くアイドル」をコンセプトに全国47都道府県の各代表で構成するアイドルグループとコラボしたカーナビ「AKB48 Team 8 ナビ」を3300台で限定発売すると発表した。28日から全国のトヨタの販売店で購入できる。
価格は、G-BOOK mXモデルが16万4160円(税込)、道路情報などを自動更新できる専用通信機を搭載したG-BOOK mXProモデルが20万9520円(同)。
AKB48 Team 8の47人の中から選択したメンバーが目的地の案内をする他、交差点での注意喚起、一時停止などの案内も行う。日付が変わるとランダムで音声案内のメンバーが切り替わる「日直モード」も搭載している。
また、県境に入るとその地域の代表メンバーがご当地フレーズでその地のことを紹介してくれる。47都道府県全てのご当地ネタを用意しており、合計で1740通りのフレーズを収録。発表会場に登壇したAKB48 Team 8の岩手代表、佐藤七海さんは「じぇじぇじぇ、岩手についたべー!」と収録されているワンフレーズを紹介した。
開発を担当したトヨタのC&A事業部、廣澤信哉氏は「単に道案内をするナビではなく、ドライブをより楽しんでもらうことを意識した」と説明。また「メンバーがまるで助手席に乗っているような感覚を味わえるナビになっている。開発では、メンバーの個性を出すため、1人1人に全てのフレーズを考えてもらった」という。
同じく開発を担当したトヨタの国内部品用品部、鈴木彰宏氏は「わくわくドキドキするナビを作りたいと思っていた。会いに行くアイドル『AKB48 Team 8』と、会いに行くためのツールである『クルマ』は親和性がある。コラボができたおかげで、全国をドライブしたくなるようなナビが完成した。この商品を通じて幅広い世代にクルマの魅力をアピールしたい」と語った。
AKB48 Team 8の新潟代表、佐藤栞さんは「自分が助手席に座っているとしたらドライバーにどんな言葉をかけるかをイメージして収録した。日本各地をこのナビでドライブしてほしい」と話した。
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