インタビュー
お客はチラホラなのに、なぜビアードパパはインドネシアで絶好調なのか:水曜インタビュー劇場(サクサク公演)(5/7 ページ)
甘い香りに誘われて、ついついビアードパパのシュークリームを買ったことがある人も多いのでは。目の前でクリームを詰める“実演販売スタイル”で店舗数を拡大してきたが、海外でも売れているとか。その理由は……。
売り上げが好調な店舗
土肥: 現在は17カ国で、ビアードパパは展開されているわけですが、売り上げが好調なところはどこでしょうか?
山岡: 特にインドネシアと台湾は好調ですね。
土肥: インドネシアはなぜに?
山岡: 現地オーナーさんの出店戦略がユニークなんですよね。現在17店あるのですが、そのうちの9店は空港内にあるんです。インドネシアは島嶼国(とうしょこく:島々で構成されている国)なので、ジャカルタにあるスカルノ・ハッタ国際空港(以下、スカルノ空港)を利用する人が多い。例えば、日本から帰ってきて、まずスカルノ空港に到着して、自宅の近くにある空港に移動するといった感じで。また、国内移動でも飛行機を利用する人が多い。
「島嶼国なので、空港を利用する人が多い。そこに店を出せば売れるのではないか」と考え、現在スカルノ空港内にビアードパパを6店舗構えています。
土肥: どのターミナルにも店があるといった感じ?
山岡: はい。このような形で出店しているのはインドネシアだけで、全店売上の1位と2位がスカルノ空港内の店舗なんですよ。
土肥: ほー、ということは空港内に行列ができている?
山岡: いえ、それがそうでもないんですよ。
土肥: どういうことでしょうか? 国内の店舗でもシュークリームを求めて行列ができていることがありますよ。
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