水深計を初めて搭載した「G-SHOCK FROGMAN」、その特徴は?(1/2 ページ)
カシオ計算機は6月10日に、過酷な水中でのミッションを支える3つのセンサーを搭載したダイバーズウオッチ「G-SHOCK FROGMAN(フロッグマン)GWF-D1000」を発売する。
3月上旬、都内某所。カシオ計算機の新しい時計をひと目見ようと、多くの報道陣が詰めかけた。一番人気は、やはりスマートウォッチ「WSD-F10」だ。ご存じの方も多いと思うが、最大の特徴は何といってもアウトドア用途に特化していること。「2016年のヒット商品になるのでは」といった声もあって、現場にいた説明員に対して、数多くの質問が飛んでいた。
ということで、このコラムでもスマートウォッチをご紹介……と思ったが、カシオの代表的な時計といえば、やはり「G-SHOCK」。展示会で、ちょっと気になる一品を見つけたのでご紹介しよう。
製品名は「FROGMAN『GWF-D1000』」(以下、GWF-D1000)。FROGMANといえば「ダイバーズウオッチ」のイメージが強いが、新製品の最大のウリは最大80メートルの水深計測(10センチ単位で計測)に対応していることだ。プロダイバーの特殊任務に対応できるように、高精度の水圧センサーを採用している。また、腕を傾けた状態でも方位の計測が可能な自動水平補正機能が付いているほか、マイナス10度〜60度の範囲で水温または気温を計測できる。つまり「水深」「方位」「温度」を計測・表示することができるのだ。
このほかにも、GWF-D1000にはたくさんの機能が搭載されている。水深80メートルでもさまざまな操作ができるように、高水圧に耐えるフルメタルケースに気密性の高いスクリューバックを採用。潮汐(ちょうせき:海面が周期的に昇降する現象)情報と月の形が表示されているので、潜水に適したタイミングを知ることができる。また、ダイビング中に分速10メートル以上のスピードで浮上するとアラームで警告。減圧症などの危険を防ぐのに役立つだろう。
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