インタビュー
あなたの“願い”はかなう? 世界初の「人工流れ星」に驚き:水曜インタビュー劇場(流れ星公演)(7/7 ページ)
2018年、人の手で流れ星が流れるかもしれない――。こんな話を聞くと「本当に?」と思われるかもしれないが、宇宙ベンチャーの「ALE(エール)」が開発しているという。「人工流れ星」とは、一体どんなモノなのか。岡島CEOに話を聞いた。
いろいろなことができそう
岡島: ブルーインパルスが五輪マークを描くことが成功したように、ある方から「人工流れ星で五輪のマークを描くことはできませんか?」と聞かれました。
土肥: それって技術的にかなりハードルが高いのでは?
岡島: ハードルはものすごく高いのですが、「全く不可能な話でもないんじゃないか」「なんとかしてつくれないか」などと先生方と話をしているんですよ。ただ、すぐにできるモノではないですし、お金もものすごくかかりそうです。
土肥: 人工流れ星で五輪のマークを描くというのも面白いかもしれませんが、ちょっと不自然過ぎませんかね。あっ、人工なので、そもそもが自然のモノではありませんが(汗)。
岡島: いずれにせよ何らかの形で、東京オリンピックに貢献できればいいなあと思っています。例えば、聖火リレーをしている国で流したり、オリンピックに参加する国の数だけ流したり。
土肥: アイデア次第で、いろんなことができそうですね。
岡島: ですね。ここまで人工流れ星とはどういった仕組みなのか、スカイキャンバスでどういった楽しみ方ができるのか、といった話をさせていただきましたが、このプロジェクトはそれだけではないんですよ。流れ星を流せば流すほど、いろいろなことが分かってきそうなんですよね。
土肥: どういう意味でしょうか?
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(つづく)
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