アサヒビールが4月5日に発売した缶酎ハイ「アサヒもぎたて」が好調な滑り出しを見せている。発売から1週間で70万ケース(缶250ml×24本換算)を突破。同社のRTD(缶チューハイやカクテル缶など、栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料)史上、 発売初週の販売数量として過去最大となった。
「アサヒもぎたて」は、収穫後24時間以内に搾汁された果汁のみを使用し、独自技術を採用することで「果実本来の香味成分の劣化を抑制し、つくりたてのおいしさと新鮮な果実の味わいを実現」(同社)。好調な滑り出しを見せた背景として、同社は「商品発売前に2万人のモニターを募集し、SNSによる情報拡散を活用した告知施策を導入したことで、発売前の認知度が高まり、購入意向を高めることができたのではないか」と分析している。
2016年1〜3月のRTD市場は、前年比113%で推移(同社調べ、数量ベース)。そうした中で、同社RTDの1〜3月の販売数量は同118%を確保した。新商品「アサヒもぎたて」を投入することで、初年度の目標は500万ケース、RTD事業全体の年間販売目標は305億円(前年比108%)を掲げるなど、さらなる市場拡大を狙う。
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