インタビュー
「人工流れ星」を流すことで、どんなことが分かってくるのか:水曜インタビュー劇場(流れ星公演)(5/5 ページ)
2018年、「人工流れ星」を流す計画がある。流れ星は上空60〜80キロメートルを飛ぶ予定だが、実現すればどんなことが分かってくるのか。企画をしているALEの岡島CEOに話を聞いた。
人工流れ星は安全
土肥: 最後に、これだけは聞かなければいけません。夜空に人工流れ星を流すわけですが、危険はないのでしょうか?
岡島: ないです。人工衛星から流れ星の素材となる、軽い特殊な金属の玉「流星源」をポンポンと発射するわけですが、地上へ落ちる前に完全に燃え尽きるように設計しています。また、流星源を発射することで、地球上に何か害があることもありません。
土肥: 火が消えずに、落ちてくる可能性は?
岡島: ございません。地上60〜80キロメートルのところで完全に燃え尽きます。
土肥: 流星源をポンポンと発射するということですが、それが他の人工衛星に当たったりはしないのでしょうか。宇宙空間にはたくさんの人工衛星が飛んでいますよね。
岡島: 問題ございません。○時○分、宇宙空間のここにこんなモノがある――というデータがあるので、流星源を放出したときにぶつかるかどうかを計算する独自のソフトウェアを開発しました。
土肥: 使い終わった人工衛星はどうなるのでしょうか。宇宙のゴミとなる?
岡島: いえ、ゴミになりません。使い終わった人工衛星は、大気圏に落として、そこで燃え尽きるように設計しています。
土肥: 燃え尽きず落ちてくる可能性は?
岡島: 安心してください、安全です。
(終わり)
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