飛行機に“最後に乗る”のはどんな人か 羽田空港を分析:水曜インタビュー劇場(1分1秒公演)(6/6 ページ)
飛行機に乗るとき「できれば早く乗りたい」という人もいれば、「できれば最後に乗りたい」という人もいる。搭乗口で最後に手続きを済ませているのはどのような人なのか。羽田空港で飛行機の遅延分析をされている、JALの担当者に話を聞いたところ……。
ランウンジでくつろぐ
矢嵜: 成田空港にLCC(格安航空会社)専用の第3ターミナルがありますが、ここには陸上トラックのようなものが描かれています。色分けされていて、シンプルに道筋を示している。青のトラックが搭乗口までの導線、赤茶のトラックが出口までの導線なので、ものすごく分かりやすい。しかも人は無意識に白線に沿って歩くので、列が大きく乱れることなく自然と整列されている。
土肥: なるほど。確かに「羽田空港は広すぎて、迷う」という声がありますからね。それにしても毎月200人も乗り遅れるって、多いなあ。一体、何をしているんですかね。
矢嵜: ラウンジでいたら、気づいたら飛行機が出発していた……。といったお客さまが多いですね。ラウンジはアナウンスをしていないので、お客さまご自身で時間を確認して、搭乗口に来ていただかなければいけません。
土肥: 飛行機を見ながらビールをついつい飲み過ぎてしまう。「飛行機に乗って、ハワイでのんびりしたいなあ」といったことを考えているうちに、乗り遅れてしまうわけですね(笑)。ラウンジ付近を観察していたら、こんなビジネスパーソンを見かけるかもしれません。携帯電話を使って「どーもすいません。アポの時間に遅れそうです。あっ、いえ、飛行機の出発時間が遅れたわけでなく、実は……(汗)」と言って、頭をペコペコ下げている姿を。
はっ、取材の終了時間を少しオーバーしてしまいました。定時に終えることできずに、すいません(ペコペコ)。本日はありがとうございました。
(終わり)
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