マイナビが5月17日に発表した来春卒大学生・大学院生の内定率によると、4月時点で18.9%と、前年同月と比べ9.1ポイント高かった。理系男子が24.1%と最も高く、既に4人に1人が内定を獲得している計算だ。
「採用選考の活動開始時期が2カ月早まったことから、選考・内定ともに早い進行状況であることがうかがえる」という。複数の内定を得ている学生は23.8%(同5.3ポイント増)だった。
内定を得ている学生が現時点で入社意思の最も高い企業の業種は「サービス・インフラ」が30.6%(同3.5ポイント減)。企業規模別では、従業員数1000人以上が42.7%で、まず比較的規模の大きな企業から内定が出ているようだ。
内定を得ているものの、「不満なので続行」(20.3%)、「不満ではないが続行」(55.5%)と、今後も就職活動を継続するという学生は7割強。未内定者を含めると、就職活動を継続している人の割合は95.4%に上り、「まだまだ活動の序盤戦であることを示している」という。
4月27日〜5月1日にインターネットを使って調査し、9025人が回答した。
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