「預貯金をしたくなる状況」にする3つの方法:マネーの達人(1/2 ページ)
お金の不安が減らせる第一歩として、預貯金をしたくなる状況に自分を追い込む方法を3つ紹介したいと思います。
「お金の不安はないほうがいいか、あったほうがいいか」。ほとんどの人は、こう聞かれれば「ないほうがいい」と答えると思います。でも、この不安をなくしたり減らしたりするために、自分が何をしたらいいのかが分からない人もいることでしょう。
「やりたいけれど、できない」というのは、ダイエットに似ています。ダイエットは体重が増えたり健康診断でよくない結果が出ると気付くので、「体が重くなったな」とか「手術をするような怖い病気になりたくない」といった心理が働くのでスタートしやすいです。
しかし、お金の不安というのはぼんやりとしています。「預貯金ができなくなったな」と思っても後回しにできますすし、「急に大きなお金が必要になった」といわれたとしても、その場で何とか切り抜けて困った状態を回避してしまいます。預貯金はダイエットと違ってやり直しはありませんが、避けてしまうと「将来の安定した生活」の可能性を減らしてしまいます。
そこで今回は、お金の不安が減らせる第一歩として、預貯金をしたくなる状況に自分を追い込む方法を3つ紹介したいと思います。
1.毎月いくら使ったかを確認する
ご自身で、収入はある程度把握しているでしょうし、通帳を見れば毎月いくらもらっているのかを確認できます。
毎月の収支の状況が分からないと、給料を使い切ってしまったのか、お金が足りなくて今までの預貯金から取り崩しているのかが分かりません。家計簿については、ご自身の性格に応じてつけることをおすすめしますが、1カ月続けられる自信がない人はレシートやクレジット明細でいくら使ったのかを確認しましょう。
支出が多いことが分かるようになると、「今日はこれを買った」という振り返りがすぐにできるため、買ったときの日付で記入するのがいいでしょう。
なお、クレジットカードを利用すると支払いは翌月以降になりますから、買ったその日に「支出」とするのが難しいのであれば、最初は支払い明細で確認するという方法でもいいでしょう。
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