「預貯金をしたくなる状況」にする3つの方法:マネーの達人(2/2 ページ)
お金の不安が減らせる第一歩として、預貯金をしたくなる状況に自分を追い込む方法を3つ紹介したいと思います。
2.ボーナスを頼りにしない
お給料の使い方でぜひ取り入れてほしいのは、「ボーナスを頼る生活はしない」ということです。
普段ならば行けないような長期休暇の旅行に行くときなどは頼りにすることもあると思いますが、いつもの生活の支出の中で不足するお金をボーナスで穴埋めするというのはやめた方がいいでしょう。
3.固定費を継続的にチェック
独り暮らしの人の固定費には、家賃、水道光熱費、通信費、保険料、駐車場代などがあります。自分の家があるファミリー世帯の場合は、住宅ローン、水道光熱費、通信費、保険料、教育費、駐車場代、マンションの管理費などがあります。
家賃は支出の中でも大きなウェイトを占めます。必要に応じて支出の見直しをした結果、より家賃の安いところに引っ越さないといけなくなることもあります。これを避けたいのであれば、他の支出で調整できるか自分の気持ちと向き合ってみましょう。
通信費や保険料、住宅ローン、教育費は支出が増加しやすいので継続的にチェックし、早めに対応することで預貯金ができなくなるのを防げます。
水道光熱費は季節によって上下したり、ペットを飼っている人の場合は費用がかさんだりします。別の支出から調整できないと、預貯金ができなくなります。
これら3つのポイントを踏まえて、預貯金ができるようになればと思います。(堀口雅子)
著者プロフィール:
堀口雅子
ベターライフスクエア 代表
お金の収支を整える家計の修復師。
9年間の生命保険会社での営業職を経てFP事務所をスタート。30代から40代の女性とその家族向けのマネー相談は3000件以上の実績。その方の生活収支を基に将来の漠然とした不安に対して、明確な数値をもって安心感を提供。
資産運用がはじめられるように、(1)家計収支のメリハリ、(2)生命保険の見直し、(3)住宅ローンの選択、(4)学費準備の方法を通じて家計の体質を整えることで、一気に解消できることはない年金の不安を少しずつ安心に変えてもらえるよう努めている。
マネー相談は出張対応も可。人とかかわることが好きなのでFPの仕事が活かせる地域活動として市民後見人も行っている。東京都在住 1児の母 みずがめ座 O型。
保有資格:AFP/住宅ローンアドバイザー
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