AI(人工知能)に期待している人は半数以上――ビッグローブによる意識調査でこのような結果が出た。
AIに「かなり期待している人」が17%、「どちらかと言えば期待する人」が37%と、合わせて54%がAIに期待を寄せていることが分かった。
期待する内容については「医療分野の発展」が52%と最も多く、次いで「自動運転」(40%)、「コミュニケーションの相手」(32%)などが続いた。中には、「恋人・パートナー」(7%)として期待する人もいた。
一方、AIに脅威を感じている人は28%。「システムエラーによる事故や社会混乱」(58%)、「人類の知能を超えて、制御不能になる」(46%)、「仕事を奪われる」(25%)といったことに不安を感じているようだ。
また、66%の人がAIと聞いて連想するものはソフトバンクの「Pepper」と答えた。次いで多かったのは米Google DeepMindの「AlphaGo」(23%)、IBMの「Watson」(20%)だった。
5月20日〜5月23日にネットで調査し、15歳〜84歳の男女1114人が回答した。
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