コラム
なぜ仕事のミスは起こるのか?(3/4 ページ)
そんな仕事のミスはなぜ起こるのでしょうか? ISO9001やISO14001が考える、仕事のミスを起こさない方法を教えます。
1.の正しく活動できていることとは、例えば
- 3人で作業する場合3人割り当てられている
- 技術や経験等、必要な能力ある人が割り当てられている
- 必要な機能を備え持つ設備や機器が割り当てられている
- 必要な台数の設備や機器が割り当てられている
- 必要な作業をする環境が確保されている
など、実際に仕事を進めていくことが管理されている状態です。
2.正しい情報がインプットされていることとは、そもそもその仕事をするに当たって必要となる情報や仕事に使う材料などです。
- 納期や期日
- サイズ、色、素材、などの仕様
- 予算、原価、利益
などはもちろん、ひょっとすると、
- ベースにする、昔やった同じような仕事
- 参考にしたい技術情報
というようなものも含まれます。つまり、仕事の指示となるモノともいえます。
1と2を仕事の流れの順番を考えると、いくら正しく活動できても正しい情報がインプットされていなければ、間違った情報に対して正しく動いてしまうということになります。
そう考えると、重要度の順番でいうと、2の正しい情報がインプットされていることから、正確さのレベルをあげていかなければ仕事のミスへの解決はできないと考えることができます。
つまり、ISOは「仕事のミスは、正しい情報がインプットされていないから起こっているんだよ」と教えてくれているのです。
関連記事
- 今からでも遅くない? 年収200万円と800万円の分かれ道
サラリーマンの給料が減っていく――。このような話を聞くと、不安を感じる人も多いのでは。人口減少などの影響を受け、大幅な経済成長が見込めない中で、私たちはどのように仕事をしていけばいいのか。リクルートでフェローとして活躍された藤原和博さんに聞いた。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - しまむらのマニュアルが進化し続ける意味
株式会社しまむら。「ファッションセンターしまむら」の運営会社として今や有名企業であるが、意外とその実像はとらえにくい。「マニュアル」をキーワードに、その「すごさの秘密」を探ってみた。 - 間違いがちなフレームワークを総点検 「そのポジショニングでは売れない」
現代マーケティングの大家、フィリップ・コトラーは「コトラーのマーケティングコンセプト」のポジショニングの項で、「マーケティングで最も重要なのはポジショニングである」と明言している。
関連リンク
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.